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人事コンサルティングブログ11月, 2016 | 人事コンサルティングと人事制度に特化した専門企業【マックブレイン株式会社】の公式ブログ
複線型人事制度で人事の停滞を解消しよう。
2016年11月29日12:24 PM
求人難の時代になって、社内の人材をフルに活かしていかなければならないのに、人事が停滞していて思うように活性化が進まないことをお悩みの企業が多いように思います。皆さんの企業ではいかがでしょうか。
そこで、お勧めするのが複線型人事制度の採用です。
複線型人事制度の良さは、従来の固定的な職制に対してもう一本別の職制を設けて人材を幅広く活かすことができる制度です。
その例をいくつかお示しすると次のとおりです。
例1.現在存在する管理職・中堅職・一般職のキャリアコースの管理職の階層に併行して、もう一つ専門職のコースを新たに設けて管理職と専門職で相互に条件を設定して異動できるようにします。これにより、管理職のコースで人事の停滞が起きている場合、専門職との相互異動によって解消することができ、さらに専門性や専門能力を活かした専門職としての活動を期待することができます。
例2.中堅職層でも総合職と専任職の複線型にすることで、総合職は課題解決などの総合的な役割に従事し、専任職は従来の担当職務に従事する。などのように役割職務の範囲を複数にして、それぞれの担い手としての人材育成としても役立ち、処遇も行いやすくなります。同じく一般職についても、従来の実務職の業務と総合職の役割に分け、採用も複線型で行うことでより効率的な採用活動が可能になります。
上記の例は、従来のキャリアコースにもう一本複線化する制度であり、業種によっては多くの複線化を行っている企業もあります。まずは一本の複線化だけでも現状の人事の停滞の解消や必要な人材育成などに役立ちます。
複線型人事制度については、コンサルティングサービスの資格制度の欄にも掲載しておりますので、是非参考にしていただければと思います。
カテゴリー:資格制度
最近の賃金の議論について
2016年11月14日6:41 PM
最近、また賃金についての議論で賃上げが中心になって行われていますが、実はそこではなく、賃金についての議論は賃金の本質を見直すことにあると思います。賃金が働く従業員たちの活動や労働の対価として適正に行われているかです。
一つは、賃金は、その適正の対価として従業員にわかりやすく、従業員の意欲や成長を促す制度として適正な配分で行われているかです。
もう一つは、賃金は企業の経営成績に連動して経営成績が上向けば増え、逆に下向けば減るように、その構造や仕組みのもとに賃金が適正な配分で行われているかです。
しかし、経営成績が上向いても賃金の上昇がいつの間にか適正な配分でなくなっていたり、逆に経営成績がかなり落ちていても無理をして賃金を支払い続けていることが往々にして行われています。
賃金は、経営成績に連結しています。経営に許容される人件費で適正に配分され、それをもとに行われるべきものです。しかも、その経営成績は経営者と従業員が一体になって努力した結果です。そのためにも前述に話したように従業員にわかりやすく理解される賃金として認められ、それによって経営成績に連結した賃金として適正に支給されるものであることが必要です。
政府が毎年度のように企業に対し賃上げ要請をしても無理なことは無理ですし、企業にとっては、賃金の本質と有るべき賃金の構造をもとに従業員と共に経営の発展に努め、それを経て得た経営成績をもとに、見える化して適正な賃金管理をすることが重要です。
皆さんの賃金の本質とはどこにありますか。
これだけでは、まだ十分なお話ができていないと思いますが、今回はこのくらいにしてまたの機会にお話しさせていただきます。
カテゴリー:賃金制度
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