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女性の進出と高齢者の雇用は期待できるか。

2014年5月31日 10:42 AM

最近の内閣府の発表によると労働力人口は、これから大幅に減少していきます。

その発表によると、
働く人と失業者を合計した労働力人口は、13年に6577万人と前年比22万人増えましたが、女性や高齢者の労働力参加が進まない場合には、労働力人口は、60年には3795万人と今より42%減少するとのことです。これが女性労働率が最高のスエーデン並みに引き上げ、60歳以上の高齢者の引退年齢を5年遅らせた場合でも4792万人と13年比で27%減るとのことです。

これを見ると、もう少しすると目に見えて労働力が減少していくことが現実になりそうです。それが今でも、この程度の景気の上向き状態の中でサービス業や流通業の分野では、既にパート社員をはじめとして求人難の状況が深刻化しています。それも、建設業にも、さらには製造業にも波及していることを考えると労働力人口の減少にかなり歯止めの対策を打つことが必須の課題になってきています。

そこで、やはり一番期待できるのは、女性と高齢者の積極雇用です。社会全体がその気になって協力し合えば、その効果は一番大きい筈です。

そうなると、女性の進出を大幅に進めていくには、育児の件と長時間労働の二つの環境改善です。子供の出産以外のことは、男女が社会が共同で分担し合うように根っこのところの社会構造の変革を考えないと先が見えてきません。企業の中には多くの能力のある女性が埋没しています。多くの企業に関係してきた者として、これの掘り起しをちょっとお手伝いするだけで大きな戦力が創出されてきています。

もう一つは、高齢者の活用です。定年60歳が65歳まで延びても、まだまだ働いてもらう必要があります。どの企業でも多くの高齢者が元気なのに、元気をなくしていく状況をみています。これもいろいろな仕組みを作り、高齢者の活用を進めてきました。それによって、企業にとっても大きな戦力を維持し、高齢者の本人たちも新しい役割を担って活躍してくれています。

要は、企業も社会全体も時代の大きな変化に臆せず、新しい必要な仕組みを作っていくことだと思います。
私共も、今まで以上にチャレンジしていく積りです。

カテゴリー:人事コンサルタントの雑感

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