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人事コンサルティングブログ
派遣労働者の若い人たちほど「できれば正社員として働きたい」と考えています。
2015年5月16日 4:27 PM
東京都がまとめた最近の調査によると、10~20代の人たちの60%近くが正社員を希望しており、30~50代でも40%以上が正社員になることを希望しています。一方で、60歳以上になると派遣の仕事をそのまま続けていきたいと考える人が多いようです。
若い人たちにとっては、これからのことを考えると雇用の安定が大事です。やる気があり、健康で能力もあって頑張ろうとしている人たちに正社員への道が、もっと広がっていってほしいと思います。
企業側にとっても、有為な若い人たちは大事な人材です。これらの若い人たちには門戸を広げて積極的に正社員化しチャレンジする機会を与えていくことが望まれます。
派遣労働者の派遣期間の制限を無くす労働者派遣法の改正案が、この国会で審議入りしました。
野党は、生涯派遣で低賃金の派遣社員が増えると反対しています。一方、与党は、働く人たちのそれぞれの選択を広げる環境を整備し、同時に派遣会社に正社員化を支援するキャリア相談を義務付け、派遣労働の固定化を防ぐ措置を強化すると言っています。
どちらが本当で正論なのでしょうか。
労働者派遣法改正案を巡って「10.1問題」への懸念があるようです。
現行法は、今年10月1日に3年を迎えるので雇い止めや労働紛争が起こりかねないという問題があり、この10月には、労働契約申込みなしの制度が施行されます。
総務省の労働力調査(今年1~3月期)によると、派遣労働者は120万人で前年同期に比べ4万人と増え続けている状態です。
こうした状況に対応すべく、私共は非正規の人たちの正社員化へのいろいろな仕組みや制度を作っています。
カテゴリー:人事コンサルタントの雑感
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