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人事コンサルティングブログ
現在の労働環境は、これからどのように変化していくのか。
2017年11月30日 12:11 PM
これから労働環境はどのように変わっていくのか。皆さんはどのように思われますか。
これについては、いろいろな要因によって複雑に絡んでくるように思います。
一つは、人口の減少が依然加速し、労働人口は益々減少し人手不足が続きます。
一方で、正規雇用者と非正規の有期雇用者の賃金格差は依然として大きく、その格差が縮小していく傾向は殆ど見えてきません。
さらに、もう一つの大きな要因として挙げられるのが、AIロボットの伸びです。その見通しは人により差がありますが、ここ4~5年の間にも、かなりの分野で普及すると予想され、将来的には現在の人が行っている仕事の約3割ほどがAIロボットに移行するのではという推測もあります。
前述の3つの要因のみで、これからの労働環境を推測すると次のようなことが考えられます。
1)現在の人手不足はAIロボットの普及でかなり補充されていくことが予想されますが、急速なAIロボットの普及によって、広い分野の単純労働においての労働者の雇用(正規、非正規あわせて約3割ほどと予想)が奪われていくことが危惧されます。
2)一方で、主として正規雇用者で有能な中堅クラスの人材の育成と確保が不可欠で、これにより企業間競争の格差が表れてくると思われます。
3)同時に、企業経営においても、現在の単なる人手の確保からAIロボットの開発や活用に左右されるようになり、経営は一層の高度化が求められ難しくなり、人材育成の重要性も一層増してくるように思われます。
こうして考えてみると、今後10年、20年の尺度で国民総所得の再配分の仕組みについて、もっと社会的に見て、作り直していく必要があるように思います。
皆さんは、どのように思われますか。
カテゴリー:人事コンサルタントの雑感
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