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人事考課は適切に行われていますか。

2018年8月16日 3:04 PM

多くの企業で人事考課を実施しておられると思いますが、通期で1回あるいは上期と下期で2回実施されているところもあり、間もなく9~10月実施の人事考課の準備を始められる頃ではないかと思います。

私共も、毎年、お盆を過ぎたあたりと2~3月には人事考課の考課者研修のご依頼を多くの企業からいただいております。そこで思うのは、毎年、定期的に人事考課が実施されているとしても、それが適切に行われ、社員一人ひとりの評価や育成にしっかりと活かすことができているかということです。

例えば、
①考課表の評価要素や項目が社員にとって納得性のあるものかどうか。随分前に作成された古い考課シートのまま実施されてはいないか。
②考課者の評価に甘辛の横行や無難なB評価に集中するなどの中心傾向が見られ、人事考課自体が形骸化してしまってはいないか。
③期待される社員像をもとに、それぞれの事業の発展と社員の成長を向上促進できるものになっているか。
などです。

皆さんの企業はいかがでしょうか。もし、上述の内容に該当するような状態であれば、その弊害は極めて大きく、むしろ実施されない方がいいのではないでしょうか。その理由は、社内全体のモラールが低下してしまうだけでなく、同時に社員の会社への信頼感の低下をも招いてしまう恐れがあるからです。

人事考課は人事制度のなかでも非常に重要な制度の一つです。人事考課を適切に行い、そこで抽出された考課結果を社員一人ひとりにフィードバックすることで、本人の長所をさらに伸ばし短所を補強改善するためのテーマアップを図ることができます。こうして一人ひとりの人材育成に役立てることにより、社員の皆さんが職場で生き生きと活動できる基盤が確立されます。

私共は、考課者研修のほか、あらゆるサポートを通じて、多くの企業で適切な人事考課を実施するためのお手伝いをさせていただいております。何なりとご相談ください。

カテゴリー:評価制度

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