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目標管理制度の見直し補強の事例
導入前の状況
この企業は、全社的に目標管理を数年前から行ってきましたが、全体に低調でその状況は次のとおりでした。
① 目標値の設定や目標計画の作成が難しく、売上・利益などの数量で表す定量目標は立てられますが、非数量的な定性的目標が数値化できない状況でした。
② また、目標達成活動の達成度の把握が難しく、目標管理が充分に機能できない状態でした。
③ 同時に、目標達成活動の上司による指導支援が活動の状況に合わせて、しっかりとできていない状態でした。
制度見直し補強のポイント
上記のような状況でしたので、この状況を打開するために重点的に下記のポイントに取り組みました。
制度の概要
① 部門部署の組織と社員の目標値や目標計画の作成がわかりやすく簡単に作成できるように、新たに作成シートと作成マニュアルを作成し、必要事項を作成マニュアルに従って作成シートの所定欄に記入する仕組みにしました。定性的目標も数値化し、目標を達成するためのプロセス目標も所定項目に必要事項を記入する方式で整備しました。
② 目標達成度の月次管理については、月次で達成度を入力し、四半期、半期等で集計し、その達成活動の推移を見ながらアドバイスや支援指導ができるように、それらの手数はできる限り軽減し、シンプルな管理が行えるようにしました。
③ 上司の指導支援活動も上司と本人とが要点をわかりやすく話し合えるプロセスを新たに作り、コミュニケーションが容易にできるようにしました。
制度の成果
目標達成活動は、いろいろな要因で円滑な実施ができないことが多いのですが、上記の状況の中でポイントを抑えて要点をしっかり直した結果、てきめんに効果を発揮し、今は全てのプロセスが順調に進んでいます。
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